木枯らし1号が運んできた、秋の深まり
先日、東京と近畿で木枯らし1号が吹いたそうです。
天気予報のニュースでその言葉を聞くと、毎年少し胸がきゅっとします。
空気がひんやりして、街路樹の葉がカサカサと音を立てはじめると、本格的な秋の訪れを感じますね。
日中はまだ少し暖かい日もありますが、朝晩はぐっと冷え込むようになりました。
衣替えをしたり、温かいスープを作ったり。
そんな小さな季節の変化に、心が落ち着く瞬間があります。
木枯らしは、冬へと向かう合図のような風。
少し寂しさもありますが、そのぶんだけ空が高く澄んで、街の景色が美しく見えます。
これからの季節は、温かい飲み物を片手に、静かな時間を過ごしたいですね。
お気に入りのブランケットに包まれて、風の音を聞きながら過ごす夜。
そんな何気ないひとときに、季節の移ろいを感じられるのが、日本の秋の良いところだと思います。
